このブログを書くのはナント1年ぶり。ほとんど1年に1作って間隔になってきて、ミュージシャンみたい。

まぁ、重たすぎる腰を上げるだけのことがあったのでキーボードを打つ気になったわけですが。

それが、このプログレッシブ・ロック・フェス2016です。


いつもツィートしているように、音楽における僕の本業はプログレッシブ・ロックと角松敏生です。


Youtubeにはプログレはあんまり上げておらず、「こいつどうせブラコンとかAOR好きなんだろ?」と思っている方も多いと思いますが、ソッチは好きは好きでも全然専門ではありませんので悪しからず。


でも、世の一般的な昔からのプログレファン同様に、プログレに関しては途中から新作を聴くことも少なくなってしまっていったわけです。

大大好きだったジェネシスやキャメルだって熱心に聞いていたのは、

ジェネシス…「そして三人が残った」(1978年)まで

キャメル…「リモートロマンス」(1979年)まで

でしたね。

1980年代に入ると角松さんもデビューするし、ソッチ系の音楽テンコ盛りで、身辺も急に賑やかになり、まぁ、じっくりとプログレを味わうような生活ではなくなってウン十年。そのまま今に至るわけです。


でも決してプログレ偉人達のことを忘れることはなく、新作は聴かなくとも、歴代数々の名盤やナンバーは折に触れて耳にし、「やっぱプログレ最高だよな。」とほくそ笑んでいたわけです。


そんな日々の中でも、エポックメイキングだったのは、ジェネシスの2代目ギタリスト、敬愛なるスティーブ・ハケット氏が何やらジェネシスナンバーを演っているらしいということに気付いたことでした。

「Genesis RevisitedⅡ」(2012年) えっ?つい最近じゃん。


このライブをYoutubeで聴いてみると、唖然!すごい…。

「一人ジェネシスを完璧に仕立て上げている」

「この時代にジェネシスが甦るなんてあり得ない」

「ただの懐古趣味ではなくて、完全に“今”に通用する内容だ」

相当な衝撃を受けました。


それも、このライブをやりに川崎に来てたなんて。

「えっ?日本のオジサンたち、これナマ?生だったの?」

えーっ、何で知らなかったんだ!!!!


人を羨んだり妬んだりすることはまずない僕ですが、この時だけは、頭の薄くなったオジサンたちがクラブチッタで「Firth Of Fifth」のソロをかぶりつくよう見ている光景が頭に浮かび猛烈な嫉妬心を抱きました。


それ以来、ハケット氏の存在が僕の中でまた大きくなっていったのです。


そんなある日、ハケット氏来日のニュースが。それとともにキャメルも!

えっ?ハケットとラティマー?一緒に来るの?あり得ないでしょ?ここロンドンじゃないし。

そもそも、自分ジェネシスよりキャメルのが好きだったし。キャメルは最初から聴いていたし。

「レディ・ファンタジー」なんて中学の時からコピーしてたし。

もう頭ん中グルグルです。


日程を見ると5月20日~5月23日あたりとか。

行けるか行けないか、行くのか行かないか。

ハケット氏とラティマー、どっちに行くのか。

また葛藤が始まったわけです。


(たぶん、つづく)